【映画館バイト体験談】1年働いた経験からやりがい・給料・仕事内容まで詳しく紹介!

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近頃は人気アルバイトのランキング上位に入る映画館!

映画を無料鑑賞できるとも言われており、映画好きにはたまらないバイトですよね。

でも、

  • 映画館のバイトってどんなことをするのか全く想像できない!
  • 映画館のお給料はどのくらいもらえるの?
  • 一体どんな人が働いているんだろう

といった疑問をもっていませんか?

そこで、映画館で1年間アルバイトを経験した私が、映画館バイトの仕事内容からお給料、人間関係まで詳しくご紹介したいと思います!

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映画館バイトの仕事内容ってどんな感じ?

「映画館」ってとっても広くてワクワクしますよね!

私も日常とは違った雰囲気の中働くことができて充実していました。

映画館にはポップコーン、ドリンクの売り場やチケット売り場など、同じ空間でも様々なブースがあるので、実はポジション別に働くことになるのです。

ちなみに、基本的に一人一種類のセクションを担当します。

ここでは各セクションのお仕事内容を掘り下げてみましょう!

コンセッション

「コンセッション」とは、飲食物の売店のことです。

映画館おなじみのポップコーンやドリンクの販売は、コンセ(コンセッションの略称)が対応します。

私も基本的にコンセで働いておりました。

主な業務として、

  • 飲食物の作成と販売
  • 売り場の清掃
  • 賞味期限管理
  • 在庫管理・発注

があります。

飲食物の大半はピーク時に素早く提供するため、簡単に作成できるようになっています。

覚えるのが苦手な人でもすぐに覚えられますよ!

また、在庫管理や発注はベテランの方が担当するので、初心者や中堅の方は担当しません。

暇な時は本当に暇なセクションですが、ピーク時はかなり忙しいです。

特に人気作の上映開始前は、売店に長蛇の列が…

お客様が来店される人数を予測して、いかに飲食物のストックやスタッフの人数を増やすかがカギとなります。ピークを終えた後の解放感はたまらないですよ(笑)

そんなコンセですが、実は「映画館の顔」と呼ばれているセクションなんです。

お客様が映画館に入館して一番先に目に入るのはコンセだそう。

私もお客様に快適に過ごしていただけるよう、明るい接客を心がけておりました。

フロア

映画館ならではの仕事といえば、フロアです。

主な業務として

チケット確認(もぎり)

  • 館内アナウンス
  • 映像チェック
  • 宣材物展開
  • 館内清掃

があります。

映像チェックの仕事は、具体的に言えば幕間からシネアド(本編前に流れる広告)、本編にかけて映像が正常に作動しているか確認したり、本編中に映像に乱れがないかチェックします。また、同時に音量やスクリーン内の温度、湿度を確認します。

そして上映が終わる頃にスクリーン近くにスタンバイし、お客様の飲食物のゴミを回収。

その後、次の上映に備えてスクリーン内の清掃をします。

ちなみに、この間10分~15分とシビアな時間の中で作業しなければなりません。

これを数あるスクリーンすべてに行うので、基本的に館内をずっと動き回る体力が必要なセクションですね。

宣材物とは、いわゆるポスターのことです。これもフロアが張り替え作業を担当します。

館内アナウンスは、上映が始まる前にお客様に招集をかけたり、グッズやコンセの商品の宣伝のために行います。

マイクでアナウンスをすることなんて、普通のバイトではなかなかできない体験ですよね!

これぞ映画館ならではの仕事だ言えるでしょう。

ストア

次に紹介するのは「ストア」。

主な業務として、

  • グッズ・パンフレットの販売
  • 在庫管理
  • 陳列

があります。

グッズやパンフレットの販売のほか、公開前の前売り券も販売します。

また、映画の公開日に合わせてグッズの展開を変更したり、在庫管理を行います。

ストアも同じく、人気作に合わせて忙しくなるセクションです。

人気作はグッズの発注数も増えるので陳列に時間を要しますし、公開中もお客様の数が増えるので大変ですね。

ボックス・オフィス

ボックスとオフィスは、普段は内部で業務をするセクション。

ボックスはチケット窓口の業務ですが、現在は発券機で対応する映画館がほとんどですので、機会に慣れないご高齢の方や、招待券などの特殊なチケットを対応する際に表に出て対応します。(繫忙期は常に表に出ていることもあります)

そして、オフィスは基本的に社員が担当するセクションですが、バイトが対応する業務もあります。

主に、バイトが行う業務として電話対応があります。

簡単な質問であれば自分で調べてお客様にお伝えしますが、バイトが答えられないような質問は社員につなぐ事ができるので、落ち着いて対応すれば問題ありません。

オフィスやボックスは、映画館の支配人や社員と働くセクションですので、良い社会勉強になりますよ。

映画館バイトの1日のスケジュールは?

映画館の1日のスケジュールは、各セクションや出勤時間によって大きく異なります。

ここではコンセで働いていた私のスケジュールをご紹介したいと思います。

出勤

出勤時間は日によって様々です。

稼ぎたい時は早めに出勤して長く働いていました(笑)

私はバイト先からさほど遠くない場所に住んでいたので、通勤は徒歩か自転車でしたが、多くのバイトの方々は、電車かバスで通勤されていました。

勤務

映画館についたら着替えを済ませ、出勤時刻の15分ほど前にはタイムカードを打刻します。

社員から身なりのチェックや共有事項の連絡を受けた後、業務に取り掛かります。

ちなみに、バイトの方々の平均的な勤務時間は5時間~9時間程。

私も平均6時間は働いていました。

退勤

各々の設定した退勤時間で退勤しますが、クローズ担当はまとまって退勤します。

私はクローズまで残って勤務をすることが多かったので、コンセのメンバーと締め作業を行い、社員に点検を受け、全員で退勤していました。

映画館バイトの時給や年収は?インセンティブはある?

映画館のお給料って、ぶっちゃけどのくらいもらえるのか気になりますよね!

ここでは映画館のお給料とそのほかの嬉しい制度についてご紹介します。

時給

時給は、首都圏と地方によって変わってきます。

首都圏であれば約900円~1,000円程度。

地方であれば約800円~900円程度。地方でも1,000円を超える所もあります。

ほかの業種のアルバイトと比較しても、映画館の時給は平均的な金額ですね。

ですが、週4日×約6時間で月々約8万円(時間帯によっては深夜手当もつくのでもう少しもらえます)は稼げていたので、特に不便さは感じませんでした。

深夜手当

映画館にはレイトショーがあるのをご存じですか?

レイトショーは、夜から深夜の時間帯にかけて上映される映画のことを指します。

そのため、深夜時給をアップしている映画館がほとんどです。

私が働いていた映画館も、夜10時から時給がアップしていました。

昇給

映画館は昇給制度があります。

しっかり貢献し社員に頑張りを認めてもらえれば、雇用契約の更新時に時給をアップしてもらえます。

昇給できるように頑張りをアピールすることが大切ですね!

無料鑑賞制度

時給とは関係ありませんが、嬉しい制度なのでご紹介します。

冒頭でもお話しましたが、映画館には無料鑑賞制度があるのです。(制度を設けていない映画館もあります)

私もこの鑑賞制度を使って映画を見まくりました(笑)

ただし、無料で映画を見るにはルールもあるので、それを守ってから見る必要があります。

繁忙期や人気作のお客様の人数が落ち着くまでは避けましょう。

映画館バイトのやりがいや魅力は?

映画館で働くって本当に楽しいんです…!

ここでは私が映画館で働いて実感したやりがいや魅力を、3点に絞ってお伝えします。

お客様とコミュニケーションが取れる

映画館はサービス業ですので、やはりお客様との関わりは密接と言えるでしょう。

特に映画館は、小さな子供さんからご高齢の方、障害を持った方など、様々なお客様が無条件に大勢集まるアルバイトです。

そのため、映画館はお客様に対するサービスをかなり大切にしています。

私も、働いていたときはお客様一人ひとりにいただいたお金以上のサービスを届けられるよう心がけていましたが、ある日、とあるお客様から

「あなたの笑顔は本当に素敵で気分がよくなるわ」

と褒めていただいたことがありました。

その時の嬉しさや喜びは今でも忘れらませんし、お客様と心のふれあいができるサービス業で働いてよかったと実感しています。

友人がたくさんできる

映画館は規模が大きいので、従業員数がほかのアルバイト先よりも比較的多い傾向にあります。

シフト表にズラッと名前が並んでいるので、最初の頃は顔と名前の一致が中々できませんでした(笑)

ですが、多くの出会いがあり仕事仲間という間柄を越えて遊びに出かける友人が増え、プライベートの充実度も格段に増しました。

映画に詳しくなれる

実は、私は映画館で働く前は映画の知識は全くなかったんです(笑)

そんな私でも、働き出して3か月経つ頃には、ある程度の知識を自然と身につける事ができました。

そして、映画館で働いたことがきっかけで、趣味で映画鑑賞をするようになりましたし、鑑賞する映画の内容にもバリエーションができました。

現在でも、独特の臨場感を味わいたくて暇さえあれば映画館に足を運んでいます。

映画館バイトの人間関係ってどんな感じ?

「友人がたくさんできる」とご紹介しましたが、実際に映画館はどんな人が働いているのでしょうか?

年齢層と男女比

年齢層は、社員や支配人などすべて含めると10代~50代と広めですが、アルバイトでは20代が多い傾向にあります。

劇場支配人や副支配人も同じ空間で働くことになるので、様々な世代の方とコミュニケーションが取れますよ。

男女比は各映画館でも異なりますが、私が働いていた映画館は男性がやや多く、比率としては6:4くらいでした。

大学生やフリーターが大半

やはり大学生やフリーターが人数の大半を占めます。

映画館はアルバイト先の中でもとても人気なので、若い世代の方々が集まる傾向にあるのでしょう。

同世代の仲間がほとんどだったので、もうひとつの学校のような感覚で出勤していました。

もちろん、少人数ではありますが主婦の方や高校生の方も働いていらっしゃいました。

映画好きが多い

これはよく周囲の友人から聞かれていた質問なのですが、答えとしては「多い」です。

中には上記に述べた無料鑑賞制度を使って、新作をくまなく見ている強者もいました。

もちろん、私のような映画初心者もいるので安心して下さいね(笑)

映画館バイトに向いてる人は?

映画館で働きたいけどやっぱり不安!

そんな方に私が働いてみて感じた映画館バイトに向いている人を上げました。

人と関わることが好き

先ほども述べたように、映画館はサービス業ですので人と関わることが好きな人が映画館バイトに楽しさを感じるでしょう。

ちなみにこれはお客様との関係性だけではなく、バイト仲間同士にも言えることです。

映画館は従業員数が多いので、様々な性格の方々と働かなければなりませんが、その場面においても人との関わりを大事にできる人が向いていると思います。

落ち着いて行動できる

広い映画館では、とにかく各セクションを越え、情報を共有し連携をとる必要があります。

例えば、映画の上映前でコンセにお客様が大勢並んでいる中、あるお客様が購入したドリンクやポップコーンを床に落としてしまいました。

その際、コンセのメンバー全員がほかのお客様の対応に追われていた場合、インカムを使って別のセクションに対応をお願いする必要があります。

一見容易く連携が取れそうに見えますが、これが映画館では中々難しいのです。

あくまで一例をご紹介しましたが、私の経験上、お客様の人数が桁違いに多い映画館では予期せぬハプニングが頻繁に起こっていました。

そんな中でも、落ち着いて行動できる人が映画館に向いていると言えます。

報告・連絡・相談がきちんとできる

「こんなの常識でしょう!」と思われるかもしれませんが、これが本当に大切なんです。

映画館は規模も大きく情報共有や連携が取りづらい空間。

周囲に相談せず自分の考えだけで判断したり、小さなことでも報告や連絡を怠ったことが、後々お客様とのトラブルに発展してしまうケースも必ずあります。

ですが、映画館だけに限った話ではなく、仕事をするうえで報連相(報告・連絡・相談)は絶対条件ですよね。

映画館バイトをするにはどうすればいい?

ここまで映画館バイトについて色々ご紹介してきましたが、一体映画館で働くにはどうすればよいのでしょうか?

求人サイトを見る

これは一番確実な方法です。

どのアルバイトも同様ですが、アルバイトの人数に不足が無い限り基本的に求人は出しません。

映画館は特に人気アルバイトなので中々求人が出ませんが、卒業シーズンの3月~4月にかけては人員入れ替えのため求人を出す傾向があります。

その時期を狙って求人サイトをこまめに確認しておくようにしましょう。

実際私が映画館で働くうえで利用した求人サイトを上げておきますね。

映画館で働いている友人の紹介を受ける

求人が出ていない場合でも、この方法であれば働かせてもらえる可能性は大いにあります。

ただし、人員が飽和状態の場合この方法でも採用してもらえません。

近頃は新型コロナウイルスにより人件費を削減していることもあるのでより厳しい状態です。

映画館に直接問い合わせる

「求人が出ていない!」「映画館に友人もいない!」「それでも映画館で働きたい!」

という熱意のある方は、ぜひとも映画館に直接問い合わせてみるとよいでしょう。

採用担当の方も熱意のある人を率先的に採用したいでしょうし、実際に私の仲間にも直接問い合わせて採用された方がいます。

諦めずに勇気をもって問い合わせてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

映画館バイトは他のアルバイトとにはない、やりがいや優遇面においてとても魅力のあるアルバイトだと断言できます。

これを機に、悩んでいるあなたに映画館バイトに応募するきっかけになってもらえれば嬉しいです。

そして、映画館で輝かしく働ける日がくることを心からお祈りします!

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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